素養があったの?2
不思議な話②
80年代後半から90年代初頭にゲイのメディアに
《伝言ダイアル》というツールがありました。
当時の都会のゲイには画期的な出会いのツールであり
大ブレイクしていました。
(なぜゲイの話?でしょうがそれはお察しをw)
伝言ダイアルは、れっきとしたNTTの有料サービスで
あらかじめ決めた番号にアクセスして伝言を残し
他人がそれを聞いて約束を確認したりするというものです。
今で言う《災害時~》で安否確認に使ったするサービスと同じだと
思います。
私はさみしくて出会いが欲しくてそれにハマってしまいw
ヘビーユーザーというか当時は軽く依存していました。
そんな中知り合った少し年上の男性とまずは電話で話ていましたが
特にHな気分が盛り上がるわけでもなく次第に《不思議系の話》
へとシフトしていきました。
具体的な内容はもう失念していますが、主に宇宙とか
地球外生命体の話だったとなんとなく覚えています。
深夜から朝方まで何時間も話していましたから受話器を
当てていた耳が痛かったのと、肘を曲げっぱなしで
伸ばすときに非常に痛かったのを覚えています。
話の途中でどうやら私の友人の一人と知り合いということが
判明し(〇〇ちゃんと友達ならそんなに怪しい人でもないだろう
と思い)その人の今度会おうよ、という誘いに乗りました。
実際に会ってみると色黒のむっちりしたお兄さんでw
特にタイプでもなくまた《不思議系の話》を聞かせてくれました。
その中で唯一覚えているのが「宇宙人と言われる存在はもうたくさん
地球に来ていて、姿からでは人間と変わらない。
彼らが何をしているかと言うと、ヒロシくんがいい子かどうか、
人を欺いたり悪いことをしていないか見張っているんだ。
近い将来地球に危機が訪れたときに救って安全な他の星に連れて行く
人を選別しているんだ。だから悪いことをしてはダメなんだよ。」
という話でした。
私は相手がどんな立場の人かわからずに、でもその話を信じました。
そして今でもニュアンス的には信じている部分はありますw
そのとき、彼に質問をしました。
「どうしてぼくにそんなことを話すのか?あなたがその宇宙人だからでは
ないのか?」
でも彼は「自分は違う。なぜ話したかは大事なことだから知っていて
欲しいんだ」と答えました。
その日、彼とどう別れたのかはもう忘れています。でもそれきり会っていないと
思います。ただ、あの人はいったい何者だったのか未だに思い出すことが
あるのです。
なのでここで書いてみました。
みなさんにはそういった不思議な体験はありますか?
そして、この話には後日談がありました。
書いていて思い出したのですw
彼との一連のエピソードを別の友人にこれまた深夜から夜明けまでの
長電話をしながら伝えていました。
その友人は「へ~、ふ~ん」ととても関心がありながら「不思議な人だった
ね~」と全て聞いてくれました。
やがて「あ~夜が明けて朝になっちゃったね~」と朝日が窓から射してきたとき
部屋に2m以上ある幸福の木があったのですが、その葉が一斉にザワザワザワ~
と音を立てて震えだしたのです。
今までそんな体験は一度もなく「うわあああ、葉っぱが~」と電話越しに叫んだ
のですが何秒後かには何もなかったかのように静かになりました。
一体あれは何だったんでしょうか?
あの色黒むっちりのお兄さんが何か伝えたくて葉っぱを揺らしたのでしょうか?
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