ウイットに富んだばあちゃんが大好きw
96歳の腐女子・・・
どうしても書き残しておきたいことです。
彼女の脳裏に強烈に思い出として焼き付いているようで
わたくしが少年になっても大人になっても聞かされてきたこと。
先日、96歳になった彼女の口から同じ話が出るとは何とも微笑ましいというか
《まだ覚えてたの?》って思いました。
血の繋がっていない祖父 (そういえば祖父のことを温めていながら書いていませんでした。
やはり書こうと決めました、それはまた別の記事にしますね)
と祖母に連れられてわたくしは3、4歳の時に別府の温泉にドライブ旅行に行きました。
その母方の祖父母からは溺愛されていました。
まず、当時祖母が運転していた愛車クラウン(MS50・前期)について。
祖父が晩年成金になった暁に、祖母が運転免許を取得(昭和30年代後半だったはずで
当時中年でというか女性が自ら運転するということは大変珍しがられたそうです。しかも
そんなデカくて長い高級車w)
もっぱら祖父は助手席で、あっちへ行けこっちへ行けと指南役。
当時、株をやっていたらしくその仕事上の移動で九州へ頻繁に中距離ドライブをしていた
と聞きました。
2代目クラウン・3代目クラウンと乗り継いでいましたが、わたくしの記憶にあるのは3代目。
(祖父に抱っこされた写真のは2代目ですが記憶にありません、3代目が発売されてすぐに
乗り換えたと思われます/グレードはスーパーデラックス・4ドアセダン)
祖母が運転する3代目(MS50・前期型)のボディカラーは、若草色が配合されたメタリックで
単なるシルバーではないとてもハイカラな色でした。その色が子供ながらに大好きで今でも
その美しかった佇まいをしっかり覚えています。
また、後部トランクの淵のゴムの臭いが大好きで (当時から変態だったのね) 好きすぎて
たびたびトランクを開けてはそのゴムに噛みついていましたw
1967年、トヨタの打ち出したキャッチコピー 《ハイオーナーカー、白いクラウン》
富裕層個人オーナー向けの戦略にまんまと引っかかった、らしく颯爽と運転する祖母w
助手席に踏ん反り返る祖父 (自分は運転せず指示係)
後部座席に陣取るチビ (わたくし)
かなり前置きが長くなりましたが、以下が祖母の思い出話です。
大分県は別府への温泉旅行で旅館に宿泊しました (祖父・祖母・わたくし、の3人)
一泊した夜にわたくしがおねしょをしたらしく、その敷布団を祖父が自分の体温で温めて
乾かそうとしたそうです(愛情溢れる行動だけど、なんで?!)
そして帰路.。お土産を助手席に満載したので祖父とわたくしが一緒に後部座席に。
幼児はロングドライブに飽きたようで広い後部座席でゴソゴソ。
祖父は居眠りでもしてたのかその時の存在感は記憶にない。
クラウンは当時から高級車なので、コンソールボックスの後端 (後部座席の足元・中央あたり)
にシガーライター (押し込んだらニクロム線?が加熱されビョンとポップアップする機構のヤツ)
と灰皿が装備されていました。
わたくしは、そのシガーライターを押し込むと、じきにビョンとなるのが面白くて、かつ
『はい、熱くなったよ~!』と毎度律儀に飛び出すのがなぜか生意氣に感じてきて
(なんでやーw)・・・ぎゅううう~と押し込んでいたのでした。あわわわわ。
運転していた祖母が 『あれ、ヒロくんなんか臭いよ!』 としきりに言っていますw
『じいちゃん、臭いよ!!何かあった?』 とたぶん何度も言っていましたw
祖父は居眠り中、だったと思われ。
そのうちコンソールボックス前方、運転席近くから白煙が上がったそうで
(配線か樹脂が熱で溶けたのね) クラウンが火事になる!ほらじいちゃん起きて~!!
キキキ~ィ☆☆(笑いごとじゃねえ、幼児的には笑うけどw)
その後は、可愛い孫なれど、どうのこうのと叱られました。
大切にしている高級車、旅行中、今と違いおいそれとディーラーはそこらになし。
それよりも、本当に燃えたら洒落になりませんよね~。
『ヒロくん、あんたがライターを押し込むもんやから。あの時は何であんなことをしたかねえ
~、じいちゃんは寝とるしばあちゃん肝を冷やしたよ。ねえ、覚えとるかね?』
はーい、ごめんなさい。当時ちゃんと謝っていない今年50歳w
先日、それには後日談があったことを祖母から聞いた。
白煙が上がった後、たまたまトヨタのディーラーを見つけたらしく(大分県かな?)
駆け込んだら 『奥さん、応急処置はしましたけれども地元にお帰りになったら必ず工場に
入れてください』 と言われたのだそうです。
冗談抜きで 《火事寸前》 だったみたいです。
いやあ、ばあちゃんほんとごめんやったわ。反省してます。
はーい、ごめんなさい。当時ちゃんと謝っていない今年50歳w
先日、それには後日談があったことを祖母から聞いた。
白煙が上がった後、たまたまトヨタのディーラーを見つけたらしく(大分県かな?)
駆け込んだら 『奥さん、応急処置はしましたけれども地元にお帰りになったら必ず工場に
入れてください』 と言われたのだそうです。
冗談抜きで 《火事寸前》 だったみたいです。
いやあ、ばあちゃんほんとごめんやったわ。反省してます。
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